柿の木の剪定方法はこれだ!失敗しない手入れのポイント!

趣味のコーナー
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今年も柿の季節がやってきました。秋の味覚の代表ともいえる柿の剪定方法のポイントについて説明したいと思います。

柿の木の剪定方法は甘柿と渋柿、変わらず!

柿の種類

柿の木は本来は10メートル以上にもなる高木です。園芸品種は1,000種以上もあり、甘柿と渋柿に大別されます。甘柿の主要な品種には、「富有」、「次郎」などがあります。一方、渋柿の主要な品種には、「西条」、「愛宕」などがあります。

甘柿で有名なのは、代表的な次郎柿(じろうがき)と富有柿(ふゆうがき)です。
次郎柿は、見た目は四角く、4本の溝を境に起伏しているのが特徴的で甘みが強く熟期は11月上旬です。
富有柿は、見た目は丸に近い四角で光沢があります。完全甘柿で甘みが強く、柔らかな食感です。主な産地は奈良県や福岡県で、熟期は11月中旬で日本で最も栽培の多い甘柿です。

柿の木の特徴

柿の木は、剪定せずに放置すると1年おきに実がつく特徴がありこれを隔年結果といいます。これを防ぎ定量収穫をするなら、毎年の摘蕾、摘果、剪定作業が必要となってきます。

また、柿の実がなった小枝には次の年には、実がつきません。したがって、その枝ごととることで剪定となります。柿の実の収穫は枝ごと取ればいいのです。

柿の木の剪定方法はこれだ!摘蕾、摘果

柿の木を植える目的は、その甘い実の収穫にあります。充実した大きい実を得るためには、いろいろな剪定作業が必要となってきます。柿の木は、自然放置しておくとたくさんの実をつけてしまいます。大きいしっかりした実を収穫するためには、次のような作業が必要です。1つ目は摘蕾でありもうもう一つは、摘果です。

摘蕾(てきらい)

摘蕾(てきらい)とは、余分な蕾を取り除くこと。
4~5月にかけて、蕾が大きくなってきた時期に行う作業です。

あまりにも多い蕾があると、1つ1つに十分な養分が行き届かなくなってしまいます。
そこで、枝の先端に4個ほど残して、残りは手で摘み取ってしまいます。

摘果(てきか)

次に摘果(てきか)とは、柿の実を取り除くことです。
理由は摘蕾と同じで、実がなった後の6~8月にかけて行います。

ただし、実がなった直後に行うのはNGです。
実は、柿の木は自分自身で実の数を調整することができるのです。
木自身が、あまりにも多いな~と感じたら、ぽろっと実を落とすので、実がたくさん落ちたな、というのを確認してから作業をするようにしましょう。これを生理落下といいます。

1つの枝に1、2個ほど実が付いている状態にするのが理想的です。

柿の木の剪定時期は

柿の木の剪定は、基本的に、11月~2月にかけての冬の時期に行います。10月ごろに収穫を終え、葉が落ちた後に剪定をするようにしましょう。

葉が落ちた後は休眠期といって、活動を停止する時期に入るので、剪定しても木の生長を妨げる心配はありません。

柿の木の剪定方法はこれだ!失敗しない手入れのポイント(まとめ)!

● 柿の木の剪定は、11月~2月の落葉期に行おう。

● 柿の実の収穫は、小枝ごととってしまおう。柿の木は中くらいの枝に花芽がつきます。

● 充実した実を収穫したいならするなら、摘果、摘蕾にトライしてみよう。

● 実のならない柿の木は、スコップで根切りをしてみましょう。なるかもしれません。

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