ナンテンの剪定時期と方法何時がいいのか!涼しげな樹形に挑戦してみよう!

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ナンテンは「難を転ずる」として、非常に縁起の良い木とされてきました。また煎じて飲むと喉に良くせき止め効果の高い生薬としても古くから利用されてきました。その他にも食品の防腐効果にも効果的で、食用としてではなく、弁当に入れて食中毒予防として赤飯の上などにのせて利用されていることもあります。

今回はそんなナンテンの剪定の時期、方法などを紹介します。

ナンテンの剪定時期

剪定時期は2月~4月が最適です。この時期はちょうどナンテンの実が終る頃になります。ナンテンは、放っておくとどんどん伸びてしまい、時々、とんでもなく大きいナンテンをみかけたりします。

ナンテンは自然樹形を楽しむのが基本で、若木の段階で剪定する必要はありませんが、次第に株元から発生する枝数が増えて込み合って害虫発生の原因となりますし、また株が増えすぎると花つきも悪くなってきます。

ナンテンの剪定方法

① 根元から切る

地面に近い根元の方から生えている枝の数が増えて、込み合ってくると風通しが悪くなり害虫が発生しやすくなります。害虫被害を防ぐ為にもまずは根元から切って枝数を減らしていきましょう。

② 枯れ枝、元気の無い枝を切る

見た目の問題だけでなく枯れ枝や元気の無い枝を切る理由はこのような枝は新しい枝の大事な栄養を奪っているからです。その為にも迷うことなく切っていきましょう。剪定のポイントは元気のない枝の付け根から切ることです。

③ 実がしばらくならない枝も切る

南天って、一度実がなった枝には1〜3年実がならないのです。
剪定するときには、このような「もう実がしばらくならない枝」も切っていきます。

④ 樹形を整える

ナンテンの理想は自然な仕上がりです!正面を決めて奥側を高めに残して、手前を低く剪定して高低差をつけると見栄えが良くなります。木の軸の本数は奇数がいいと思います。3本,5本、などで試してみましょう。

ナンテンの剪定方法と時期(まとめ)

ナンテンは日当たりの良い場所でも、日陰でも良く育ちます。白く小さな可愛らしい花を咲かせたい場合や、しっかりと赤い実をつけさせたい場合には、半日陰のような明るい場所で育てましょう。

また、ナンテンは耐寒性もあるので、霜が発生したり積雪があったとしても、枯れることがありません。
ナンテンは自然の雨水だけでも充分に育つのが特徴で、初心者でも栽培しやすい木となっています。
害虫被害ですがナンテンそのものにも抗菌作用があるため、被害にあいにくく、植えた場所の衛生維持にも効果的です。
ナンテンは剪定すると涼しげで気持ちのいいものです。ぜひ、手軽なので挑戦してみてください。

 

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